2011年7月23日土曜日

7/20 いかに政治を逃れるか

 演劇時評。

* 自民、原発は当面活用、消費税10%、非核2.5原則
* 石原都知事:日本は核武装を、原発も捨てられぬ

 自民党の国家戦略本部(本部長・谷垣禎一総裁)20日、党の中長期政策の基本方針となる報告書を発表し、消費税率の10%への引き上げや集団的自衛権の行使容認を掲げたほか、既存の原発は安全対策を強化した上で当面稼働させる方針を明記。今後10年間の最優先課題を「減災対策」と位置付け、公共事業を拡大する方針も打ち出した。[産経新聞]

 他方、東京都の石原慎太郎知事は、原子力発電はなお必要であり、中国や北朝鮮からの脅威をかわすためにも核兵器を保有すべきだとの考えを強調した。[ブルームバーグ]

 これをどう考えたらいいのだろう。彼らのものの見方はどうなっているのだろう。

 いずれにせよ彼らを変えることはできない。彼らには去ってもらうしかない。しかしだからと言って、今の状況で「若者よ、選挙へ行こう!」などとはわたしは言えない。

 どこまで可能か、よく考えてみなければならないが、これからの時代を楽しく生きるには、「何かあったらいつでもどこへでも移り住める」技術や準備が必要ではないか。「政治がどうなっても文句は言わない。だから俺は選挙に行かない」という態度を貫徹させるためには、政治が決定的に崩壊したらすぐに黙って移住できなければならない。そうでなければ必ず文句を言うことになるだろう。

 わたし個人は政治自体を変えるよりも、今現在「政治の機能」とされているものを少しずつ政治の外で代替していくような動きに興味がある。わたしは政治を信頼できない。信頼できないひとびとにお金を預ける馬鹿はいないから、今のところ税金は低ければ低いほどよいと考えている。したがって、軍備の増強などという高負担な政策には反対だ(反対の理由はそればかりではないが)。

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