翻訳の合間に川久保玲のドキュメンタリーを見た。具体的なヒントがいろいろあった。
「生地を開発することは、新しい形をつくることと同じ重要性をもつ」。これはいろいろ応用できる。「生地」を「文体」にしたり「劇場」にしたり「テクスチャー」にしてみたらどうだろう。生地の開発って何だろう。
川久保はコンセプトを与え、服を作るというゴールだけを共有した上で、複数のセクションをわざと隔離する。互いに気を使わないでクリエーションを進めさせ、最終段階でデザインと生地をぶつけて、そこでもう一度化けさせる。「創作をいかに組織するか」ということにとても気を遣っているようだった。これも大切だ。
そもそも服って面白いと思った。ファッションショーは演劇。でもモノとして買われる。しかも複製されて。ローカルとグローバルが入り組んでいる業界でもあるようだ。
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