2011年3月7日月曜日

「真理と裁判形態」

 以前読んだときは重要性を理解できていなかったが、フーコーの「真理と裁判形態」は非常に面白く、また重要な講演であることがわかった。特に演劇理論と演劇史に興味があるなら必読だろう。ベンヤミンは演劇の原型を裁判に求めたようだけど、その方向にさらなる通路を開いてくれる論考。ギリシア悲劇とコロスについて調べようと思って再読し始めたのだが、クライスト研究の(複数の)核心のひとつになりそうだ。今後も読み返す。

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