2011年3月10日木曜日

ドイツ語教師もしている

 クライストのことばかり書いているが、現時点で研究は一銭のお金ももたらさないので、同時にドイツ語教師の仕事もしている。個人授業。家庭教師。カフェとかでやるやつだ。

 わたしの授業の特徴は、どんな相手に対しても同一のカリキュラムを押し付けるのではなく、「プロジェクト方式」で授業を進めることだ。

 どういうことか。

 通常の教育現場では、複数の個人が同一カリキュラムに沿って学習を進める。しかしながら、そもそも一人一人の個人は学習に対して異なる目的意識、意欲、適性をもっている。したがって、教師の側から見れば一つのカリキュラムを誰にでも適用できることはたいへん「効率のよい」やり方だが、生徒にとっては自分に適しているとは限らない方法を押し付けられることになり、非常に「効率が悪い」。

 「だからわかるまで丁寧に個人指導する」、というのがおそらく普通の家庭教師、個別指導塾のやり方だと思う。だがその方法はやはり依然としてある一定のカリキュラムを与え、それにつまずいたときに手厚くケアする、ということに過ぎない。多かれ少なかれ型にはめ込む点では同じである。

 「プロジェクト方式」では、その人がやりたいこと、その人に必要なことしかやらない。「プロジェクト方式」で重視されるのは、授業開始前の事前面談、十分な打合せだ。個人授業であることを活かして、希望者一人一人がドイツ語を学びたいと考えている、その目的、勉強の先にあるゴール、現時点でのモチベーション、語学への適性を教えてもらい、それを十分に考慮して、各人専用の学習方法と進め方を設定する。モチベーションのないことをいくらやっても成果は上がらないので、もしたとえば「会話は不要」というなら会話は一切やらない。何にもまして重要なのは目的であり「ゴール」の設定である。いつまでもダラダラ授業をするのではなく、ある程度明確なゴールを定め、そこに到達するために授業を進めていくので、「プロジェクト」方式と呼んでいる。もちろん、個々の「プロジェクト」は途中でいくらでもやり方を修正できる。内容だけでなくむしろ方法を重視すること、そして事前にできているカリキュラムをなぞるのではなく同時進行でやり方を修正・更新していくことが特徴なのだ。

 内容は初級文法、会話、作文など基本的なものだけでなく、専門的な論文の精読、ドイツ文学の翻訳、ドイツ留学に向けた試験対策など、なんでもやる。一応参考までにわたしのドイツ語の資格などを以下に挙げておく(もっとも、個人的には資格は教師の能力を証明するものではないと思う)。ちなみにわたしがドイツ語を勉強したのはおもに慶応大学/大学院およびドイツ・デュッセルドルフ大学である。

・ドイツ語上級試験(ZOP)合格(2004年)
・全国ドイツ語スピーチコンテスト優勝(2004年)
・ドイツ語検定1級合格(2005年)

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 さて、以上が授業方法・授業内容の簡単な説明です。

 今はまだ授業数に余裕があるので、もし勉強してみたい方がいらっしゃれば、080-6529-1015かttkhys@gmail.com、あるいはツイッターで@tatsukihayashi宛にダイレクトメッセージをください。授業は週1回120分、月4回が基本ですが、臨機応変に対応できます。料金は、どこかカフェなどでお会いして行う場合とスカイプを使って行う場合で異なり、リアル授業は3万円/月、ネット授業は2万円/月になります。

 ドイツ語の個人授業を初めて7年になります。そのへんの大学教授よりもずっと面白く、効率よく、目的に早く到達する授業ができます。ご関心のある方はぜひ一度お気軽にご連絡ください。

林立騎

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