次の論文では「コロス」をキーワードにクライストの「演劇理論」について論じる。
クライストの民衆=コロスは、「声」をあげることによって秩序を破壊し、国家を代替する集合体である。秩序を破壊するコロス。主人公に対するコロスの優位という要素。
クライストはなぜそんな構想を抱いたのか。それはどのような思想から出てきたのか。また彼はいかにしてそれを実現しようとしたのか。短編小説における群集のような、コロスとして明示されない場合も考察の対象とする。
出発点はレーマンの論文とHandbuch。来週までに論点と文献を整理する。
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