2011年5月30日月曜日

5/29 集団における個人の優先

 本日の「演劇的ニュース」。

1. FCバルセロナが通算4度目の優勝、欧州チャンピオンズリーグ

 1)FCバルセロナ マンU下し通算4度目の優勝、欧州CL
 2)マンU監督「これほど叩きのめされたのは初めて」
 3)輝いたメッシ、“抜群の”バルサを称賛


 普段ほとんどサッカーをみないのでただ知らなかっただけかもしれないが、サッカーというスポーツの進化を感じた。

 このバルセロナというチームでは、個人の技術の極限的な追求が集団としてのまとまりと対立しない。対立しないどころか、個人に技術があるからこそチームとしてまとまっている。しかしまとまりが優先されているわけではない。飽くまで個人の技術と個人のイマジネーションが先に立っている。

 互いにチームメイトの技術と想像力を深く理会しあっているのだろう。自分の最大のパフォーマンスとチームメイトの最大のパフォーマンスが衝突し、均衡するところにプレイが実現しているようだった。「個人」をここまで活かせる「集団」が成立することに興奮した。

 小規模集団にとってのひとつの理想像として、今回のFCバルセロナを考えることができるのではなかろうか。

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