本日の「演劇的ニュース」。
1. 復興増税?
1)日本経済新聞:復興会議、増税検討で一致 「復興債」償還の財源に
2)NHKニュース:復興増税 反対が賛成上回る
3)三橋貴明:「復興増税」か「インフレ」か
4)岩田規久男:震災からの経済復興
5)岩田規久男:増税なき復興計画のすすめ
素人には最も判断のつかない問題は経済政策。今回もどれがベストな選択肢か、最初はよくわからなかった。
しかし東日本大震災を経て、「有事」に備えてひとびとが無駄な消費を控え続けるのではないかということは想像に難くない。そこに増税が重なれば、ますます必要なもの以外は買い控えられてしまうのではないか。増税なしで復興できるにこしたことはないと思う。国債増発に関する岩田規久男氏の理論にはたいへん刺激を受けた。自分には馴染みがなかったので今後さらに勉強したい。
経済政策は、「選択と決断」の問題ではなく、ベストな解が論理的に導き出せると思われているがゆえに素人にはわからない。個々人の生活にダイレクトにつながる方策が、正しいも不正も、納得も不満も、とにかく最初から「よくわからない」というのは、たいへん重大な問題だと思う。
それにしても、経済の専門家のいない「復興会議」が増税の検討を決定するというのはどういうことなのか。ひとは自分のわからない分野で他人に影響を及ぼす決定をしていいのだろうか。
経済のことは演劇的にもたいへん考えづらいことがよくわかった。結局のところ、演劇というものがひとつの解を出すためのモデルではないからだろう。
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